2016年3月アーカイブ
2016年3月 9日
ぼろ家見学
和歌山の自宅からの通学に不便なので、自宅をそのままに大阪で賃貸マンションを借りていた。
子供も社会人となりマンションを出て行ったので、このまま住み続けるにはコストがばかにならない。家があるのに賃貸に住んでいるって・・・
自宅は自然が豊かだが、和歌山に帰るか、便利な大阪で狭くても安い家賃の所に引っ越すか・・・ 夫婦で、中古マンションでも買う? と、悩んでいた所に、叔父さんから、「安い中古物件がある」と連絡があり、現場見学に・・・

門から見た所(家が草木の奥に見える)
庭の木を伐り色々取り除けば車を2台駐車する事が出来そう。
二階のバルコニーを見ると・・・

鉄はほとんど錆落ちセメント部分は亀裂が入り補修は難しい
また、1Fの台所を見ると、台所に全自動洗濯機が置いてあり、床は腐りきっている。洗濯機の排水を誤って床に放水した感じ。それを返し放置するとこんな感じになるかな・・・ 床は全て取り除かないとダメ。
二階は歩くと家が揺れる。高度成長時代に造られた欠陥住宅。今の柱だけではこの家は持たない。安心して住めるようにするには大規模改修が必要。
仕事しながらとなると1年位は必要? 購入費は、賃貸に2年住んだと思えば元が取れるが、リノベーションのコストは持ち出しになる。ざっくり、4年住んでトントン(賃貸で住んでいるのと同じコスト)。まぁ、人件費はタダだし・・・
子供の頃、空き地に段ボールなどを使って作った「基地」の感覚を楽しんでみるのも良いかも知れない。
2016年3月10日
自分で所有権移転の手続き
2人でリフォームするのは丁度いい大きさなので購入する事に決定。
移転登記には少々面倒な手続きが発生。
売買契約書を作成し、物件を自分所有に移転登記が必要。
お金さえ払えば面倒な手続きをやってもらえるが、コストを押さえたいので自分で手続き。
税金の問題もあるので、住民票の移転も必要。
不動産取得税を支払わないといけないので、購入家屋の固定資産税の確認が必要。
逆に売る側は、不動産を売り得た利益に対して課税される。
叔父さんに仲介手数料を支払う必要がある。
しかし、全部まとめて新車の軽自動車を1台購入する位の費用で済む。
購入する物件の管轄法務局へ、売り主と一緒に行って登記手続きを行う。不動産の持ち主と一緒に法務局に行けば手続きが簡単。まず、第三者に依頼する委任状が不要。書類の記載不備や訂正があればその場で訂正(実印持参必要)が出来る。所有権移転登記申請を受理してもらえたら、売り主に現金をその場で渡しお礼を言って家の売買完了。半休×2(有給休暇1日)で手続きが全て完了。
あとは、火災保険・地震保険、電気やガス(今回はオール電化なのでガスを止める手続き)、水道等の手続きが残ってる。
車を2台に止めるには・・・
庭の木がが邪魔。
家の全貌が確認できないほど育った木や石を積み上げた塀や門を取り壊す。

さて、門柱の横の大きな石、どうする? 専門業者にお願いして引き取ってもらう。これは瓦礫で廃棄する費用は一般ごみと比べ物にならない。

壁をすべて撤去
砂壁を剥ぐと中は石膏ボードらしきもの。
薄く、塗り壁の下地で耐火性も強度も期待できそうにないので、全部剥ぎ取る。
耐震補強しないと安心して住めない。

1F台所のプリントべニア板を剥ぐと、外壁の内側が丸見え。
断熱材が使われていない。バブル時代の欠陥住宅。

何この壁、ぞっとする・・・